5月7日(金)椿の取り木

いのくち椿館のみなさんにご指導いただき、7,8年生が椿の取り木を行いました。

校庭の椿の枝の皮を剥ぎ、薬剤を付けて水を含んだ苔を巻き付けました。

10月頃には、根を付けた枝を切り離し、鉢に植えて栽培する予定です。

取り木による栽培は種蒔きや挿し木のように一度にたくさんの株を手に入れることはできず、手間のかかる方法です。しかし、時間をかけて根を生えさせたものを苗木にするので、確実に新たな椿を育てることができます。子供たちは、取り木した椿の成長から生命のつながりを実感するとともに、地域の歴史や文化を学びながらふるさとを誇りに思う気持ちを強くします。

「取り木をしたところに時々声をかけると、頑張って根を生やすよ。」と、大西館長さんから教えていただきました。

明日から、グラウンドの端にある取り木をした椿の木に向かう子供たちの姿が見られることでしょう。どうか命がつながりますように、そう願ってやみません。