1・2年生は、赤祖父池周辺地区のまちたんけんに出かけ、「いのくちのステキ」を見付けました。
最初に行ったのは、「ゆ~ゆうランド花椿」です。館長さんからは、井口村にみんなが楽しめる温泉施設を作りたいと平成9年にオープンし、今年で26年目を迎えるという話を聞きました。そして、お客さんに元気になって帰ってもらえるよう、いろいろな工夫をすることで年間5万人ものお客さんに来てもらっていると聞き、子供たちは歓声をあげていました。人気の秘密は何か子供たちが考え、タブレット端末で撮影していました。
館長さんの説明を聞く子供たち
自慢の温泉
ソフトクリームが大人気と聞き、写真撮影
食堂は安くておいしいメニュー
次に行ったのは、「トナミロイヤルゴルフ場」です。
支配人さんから、平成2年、今から32年前にオープンしたことや、きっかけは田んぼに土を入れるときにここにあった大きな山をくずして土を取り平らな場所ができたので、みんなが楽しめるゴルフ場を作ることになったことを聞きました。お客さんに楽しくプレーしてもらえるように工夫されていて、いつもきれいに掃除をしたり、カートをたくさん入れて無理なくプレーできるようにしたり、いつでも楽しんでもらえるよう屋根付きの大きな練習場を作ったりしたことなど、多くのお話を聞くことができました。いろいろなところを見せてもらい、コースで実際にプレーしている様子も見学させていただきました。
プレーする様子を15番ホールで見学
広くて景色のよい練習場
きれいなロッカー室
ロビーで支配人から説明を受ける様子
最後に行ったのは、「赤祖父池」と「赤祖父円筒分水槽」です。
赤祖父池は、城端の桜が池に次いで、富山県で2番目に大きなため池で、今でも田んぼの用水として大切に使われていると教えていただき、池の水門を開閉する様子も特別に見せていただきました。また、ヘラブナは早く成長し、大きなものは体長60cmにもなるので、釣りをする人には人気の魚だということも知りました。
庄川上流用水土地改良区の方が説明
「フナ」と「ヘラブナ」の説明
赤祖父池の5つの水門を電動モーターで開閉
そして、赤祖父池の水門から下に流れてきた水が、この「円筒分水槽」から湧き出ていて3つの地区に水を平等に分けているので、水争いのケンカがなくなったとお話されました。
湧きあがる水は赤祖父池の水
国の有形文化財に指定されていることを聞く
赤祖父池を作っても、まだ田んぼの水が足りないので、昭和49年に庄川の小牧ダムから用水を引くことにし、この南砺用水が完成してからは、水不足はなくなったそうです。その時に苦労された井口村の伊東米治郎さんをたたえ、銅像を建てられたお話も聞きました。
伊東米治郎さんの銅像
庄川の小牧ダムから流れてくる南砺用水
見学を終えてから「いのくちのすてきなところは、みんなのためにはたらいている人がいっぱいいるところです。」と話す子供もいました。郷土を愛し、日々精一杯過ごしている地域の人々の気持ちが、子供たちに伝わった一日だと思います。